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Channel: 『ぬけられます』 あちこち廓(くるわ)探索日誌
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埼玉県 本庄市201212(再訪編)その2

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垣根の垣根の曲り角♪・・・山茶花山茶花咲いた道♪・・・焚き火はありませんでした。


 嵐のような年度末がようやく過ぎ去ろうとしておりますが、依然としてあれこれ残務が山積み・・・相変わらずてんてこ舞いの私です。それのせいにするわけではありませんが、この前書きに記すことが全く思いつかない・・・ですので、早速始めさせていただきます。ほんと手抜きで申し訳ない。


※前回のレポはコチラコチラ、先にご覧になったほうが理解しやすいかと。



旧本庄警察署近くで見つけた洋館付住宅、かなり立派なお屋敷です。蔦に覆われた母屋はお化け屋敷状態ですが、塀や門は妙に新しいのが不思議。



虫籠窓と格子が並ぶお宅、いい感じに鄙びております。埼玉で虫籠窓って結構珍しいと思いますよ。何気なく格子の奥を覗いてみますと・・・



B29???



その先に前回も紹介した廃れきったお店が並ぶ妖しい路地があります。前回も感じたのですが、明らかに此処の空気、澱んでいる・・・。



私が立っている駐車場にも同じような建物が並んでいたのですが解体されてしまったようです。旧中山道に面したところにあったお寿司屋さんのゲートも消え失せておりました。それにしても壮観ですなあ。



銀座二丁目にやってまいりました。この界隈の妖しさもなかなかのものですぞ。



色褪せたピンク色のレトロなはじめや食堂さんで昼食です。気になる存在でしたが、前回は入れなかったのです。このお店、一見するとカフェー風に見えなくもない・・・かな!?後から知ったのですが、ロケなどにも使われているそうで、フカキョンが此処で働いているシーンが撮られたそうですぞ。いいですよねえ、フカキョン(笑)でも、気付けば彼女、いつのまにか三十路なんですよね・・・。



優しそうな老夫婦が切り盛りするお店です。入るとチェックのテーブルクロスが掛けられたテーブルが二つだけ・・・えっ、こんな狭いの!?とりあえず座ったのですが、実は奥にガラス扉で仕切られた別室があるのです。後から来た常連らしい地元のお客さんは、慣れた様子でそっちを利用していました。ちょっと変わった造りですよね。元々は食堂ではないのかも・・・。で、注文したのはしょうが焼き定食、ポークソテー用みたいな分厚いお肉が使われておりました。味噌汁の旨さが印象的でしたよ。



食った食ったとお腹をさすりながら出てくると、お店の駐車場でこのチビニャンコに出会いました。全力で逃走を図る寸前の姿です。



向かいには売り地の看板が立っている更地、井戸のみが残されておりました。



その先が冒頭画像の山茶花の垣根がある場所。電柱のニャンコはさっきのとは別の子です。



酒処美味さん、前回もそうでしたが相変わらずのいい佇まい。見事な飲み屋建築だと思います。



例の如く、入口の扉は斜めに振られております。



近くにあるのが前回も紹介した円窓がある謎のお宅。通りの先には飲み屋さんの看板がいっぱい、そんなロケーションですので気になって仕方がないわけ。



横から見ると妙に平べったい建物であることがわかるかと思います。窓の位置も変だし。しかも奥は表通りに面した看板建築の商店に繋がっているわけ・・・ますます訳がわからない。



こちらも前回紹介した路地。行き止まりのように見えますが、突当りでクランクしていて何処かに抜けられるみたい。お約束ですので、一応言っておきましょう『ぬけられます』



路地の中ほどにある窓の桟が特徴的な廃屋も以前と変わらず。私の中では、これこそが『だるま屋』こと乙種料理店ではないかと思っている物件になります。実際のところどうなんでしょう・・・。



もう一つの路地、ミッキーさんの看板は健在。相変わらずの宣伝量に苦笑(笑)向かいの廃屋にはブルーシート、何があったのでしょう。



路地を抜けると、嘗ては賑わっていたと思われる商店街。此処には何かのお店があったと記憶しているのですが、それが解体された結果奥から小さな土蔵が現れたというわけ。



土蔵の脇にはさきほどのミッキーさんがある路地と並行するようにして、廃墟と化したトタン長屋が奥へ続いています。



ほんのりと辺りに漂う甘ったるい異臭・・・正体はこの葉っぱの実???



突当りに建つのっぺらぼうの看板建築が気になって仕方がない・・・何だったのでしょうね。



荒れ果てて崩壊しつつある長屋を覗いてみました。



どんな寂れた地方都市でもこの商売だけは元気だったりするんですけどね・・・。

また数年後訪れるとまた違う光景が見られるのでしょうね。以上、ゆっくりと姿を変えつつある本庄の妖しい一画でした。

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