蔵の町の遊廓跡・洋食盛皿肉鍋丼類中華麺・無名のお店も旨いよ
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マーケット横丁出口のとんかつ栄さん、ソースカツ丼の名店だったそうです。
会津若松と米沢を結んでいた米沢街道の宿場町だった喜多方、物資の集積地として古くから栄えてきた商業の町です。商業の他にも良質の米と湧水が豊富だったため、酒に味噌に醤油といった感じで醸造業が発展してきた町でもあります。明治に入りますと、それに製糸業も加わることになります。これらに共通するのが蔵、当初は商品の熟成、保管に使われていたのですが、いつしか富の象徴に・・・蔵を建てて一人前というのが喜多方の常識になってしまったとか・・・つくづくこの町出身じゃなくてよかったと思うわけです(笑)全てがそういった理由かどうかは分かりませんが、市内には現在も2500棟余りの土蔵が残っているとのこと。何処とは申しませんが、ちょっと蔵が続く通りがあるだけで蔵の町って名乗っちゃうところがありますが、此処は正真正銘の蔵の町です。
『喜多方町遊廓は福島県喜多方町に在つて、磐越西線喜多方駅で下車する。喜多方は若松市に次ぐ繁華地で、米穀の産出が多い。附近には熱塩温泉があつて、示現寺ち云ふ曹洞宗の名刹がある。浅草公園に銅像のある慈善家「瓜生岩子」は此の熱塩の出身である。貸座敷は六軒、娼妓は約三十人居る』
『全国遊廓案内』による昭和初期の様子です。この喜多方、前回の会津若松同様に2007年に訪れております。その際は、酷い豪雨に祟られてしまいろくに探索できなかったのです。当時は遊里というものに大して興味はなかったのですが、曖昧な記憶を呼び起こしながら足取りを振り返ってみると、遊廓跡だと全く気付かず一廓の隅をちょこっとかすめて通り過ぎていたみたい。後日、秋田県の角館も再訪するのですが、前回唯一歩かなかった通りが実は遊廓跡だったという驚愕の事実を知ることに・・・なんでしょう、このもってなさ(笑)
肝心の遊廓跡ですが、『全国遊廓案内』の文からは何処にあったのか全く分からないですよね。相変わらず案内になっていないぞとブツブツ言いたいところですが、ご安心を、地図を見れば一目瞭然です。市役所の西側、市内を南北に流れる田付川沿いに明らかに不自然なL字型の広い通りが確認できると思います。通り沿いには旅館や割烹が数軒、おそらく此処で間違いないはずです。美味しそうなラーメン屋を探しながら彷徨ってみることに致しましょう。今回、雨の心配は皆無なのですが、依然として凄まじい暑さ・・・初日だというのに早くもバテ気味なんですけど・・・。
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とりあえず駅前通りを真っ直ぐ行きましょう。途中にあるのがシンプルなファサードの文化湯さん。前回訪れた際は『しばらく休みます』という貼り紙があったのです。看板も無くなっているし、復活できなかったんだ・・・このときはそう思ったのですが、真実は違っておりました。一度は復活されたそうなのですが、震災でボイラーがやられてしまい跡継ぎもいないため廃業されたとのこと。見事なペンキ絵があるそうなのですが、もう見られないのですね・・・。
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少し行ったところで左に入ると安勝寺さん、応永29年(1422)創建という古刹。珍しい土蔵造りの本堂は、明治13年(1880)に起きた大火で焼失したものを再建したものになります。蔵の町に相応しいものだと思いますが、寺社建築って深い出の軒に並ぶ垂木が見所の一つだったりします。そこがのっぺらぼう・・・ものすごい違和感(笑)
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駅前通りを渡って町の中心へ・・・途中、通りのカーブに合わせたようなお宅があります。あ、此処は覚えているぞ。
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その先にあるのが旧滝沢医院、現在は整骨院になっています。面白い屋根の組み合わせですね。バルコニーは後から造ったものだと思います。Tは滝沢の頭文字でしょうか。
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お次は寛政2年(1790)創業の大和川酒造さん。いきなりでも酒蔵の見学が可能みたいです。
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仕込みで使っていると思われる湧水が滾々と・・・汗まみれの顔をジャブジャブ、生き返りますわ〜。
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嘗ての目抜き通りと思われる中央通り(県道21号線)に出ました。土蔵造りの商家が並ぶ中にあるのが明治3年(1870)創業の吉の川酒造店さん。目印は酒瓶に酒は吉の川と書かれたネオン、これが灯っているのを見てみたい。
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煉瓦塀に溶岩を組み合わせた庭園がお気に入り、いいなあコレ。
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ご存知、蔵の町はラーメンの町、ちょうどお腹もペコちゃんですので良さげなお店も探しながら行きましょう。
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心なしか観光地化が進んでいるような気がする中央通りはアッサリと済ませ、路地に入りますと現れるのが南小路、飲み屋さんが集合した所謂ソシアルビルです。前回は此処で暫く雨宿りしていたっけ。
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ヒイイッ、2階は蜘蛛の巣だらけ・・・現役なのでしょうか。
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近くにあるのが御清水稲荷神社、名前のとおり境内に湧水が湧いています。
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巨大な雪洞もそうですが、女性像はどちら様???
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隣にあるのが、かの坂内食堂さん。物凄い行列に一瞬何が起きたかと・・・。並ぶのに飽きたのか、おチビちゃんが境内で遊んでおりました。
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坂内食堂さんの向かいにはお城みたいな三階建て、元は旅館だったみたいです。写っておりませんが、向かいの行列、たぶん100名くらいはいるでしょうか、この炎天下・・・ご苦労様です。飽くなき美味への追求、尊敬致します。私?・・・絶対無理!!
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その先の路地を覗くと大門!?袋小路の飲み屋街でした。目と鼻の先は遊廓跡ですので、名残の一つといえるのではないでしょうか。
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何軒かは現役のようですが、大半はこんな状態でした。
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そんな中に優れたデザインが転がっていたります。
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煙突に湯気抜きの越し屋根、燃料と思われる廃材の山・・・間違いなくお風呂屋さんだと思うのですが、地図にはなぜか白山米穀店???よくよく見ますと、脇のドアに『白山湯 女湯』の表示・・・えーと、男湯は???
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男湯はコチラからどうぞ、最初は女湯専門かと(笑)お米屋さんと兼業ですか、面白い造りですねえ。残念ながら2008年頃に廃業されてしまったそうです。
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中央通り出口に建つのが濱町食堂さん、前回いたく気に入った物件になります。
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6年前と全く同じ姿で待っていてくれました。コレ、絶対旨いお店でしょ。現役だったら間違いなく此処にしたのに・・・。
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近くにあるのがマーケット横丁、細い路地の両側に小さなお店がズラリ・・・入口近くには飲み屋さん、ちょっと期待したのですが・・・
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ちょっと幅員がひろがりましたが、居並ぶお店で現役なのはラーメン屋だけみたい。抜けるとさきほどの中央通りなのですが、なんだか風情もいまひとつですのでこのまま戻ります。
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お店が決まらず坂内食堂さんがある通りに戻ってきてしまいました。ふと、通りの突当りのお店に目が止ります。見た目はごく普通の町の中華屋さんといった佇まい。喜多屋さん・・・暖簾を潜ってみると客の入りは七割ほど。ラーメンを所望・・・魚介系のダシが効いたスープ、ちょっと醤油が尖っている!?でも、これくらいのほうが汗ダラダラかいた身体の塩分補給にはちょうどいいかも(笑)他のお店を食べ比べたわけでもありませんし、ラーメンに詳しいわけでもありませんが・・・旨いよ〜、コレ。こちらのお店、老麺会という喜多方ラーメンの協会?には加盟していないそうです。行列とは無縁でも美味しいお店はあるということですな。あ、ちなみに画像は大盛りです。
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さて、燃料満タンになりましたので遊廓跡を目指しますよ。その手前で見つけた光景・・・ボタン屋さん、衣服のボタン専門店ではなく文具店みたい、紛らわしい(笑)
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向かいには不思議な破風をもつオモイデハウスさん・・・元々何だったのかは不明ですが、現在はギャラリーとして貸し出されているみたいです。
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ヒマワリ一つで夏!!って光景になりますよね。強烈なキャラクターだなあ。
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遊廓跡手前に続く廃れた飲み屋さん、此処で一杯ひっかけてという感じだったのでしょうか。
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あ、この曲がりくねった水路も覚えてる・・・やっぱり、前回は遊廓跡の角っこをかすめただけなんだ。
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冒頭の文章どおり旅館や割烹が数軒・・・あるにはありましたが、全て新しい建物に変わっておりました。
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脇道でもう一つの大門を発見です。
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この路地抜けますと、坂内食堂さんの前に出ます。
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辛うじて往時の姿を残しているのかな?というのがこちらのお宅、以前は割烹でした。板塀だけが華やかし頃を物語っているようです。
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これが嘗てのメインストリートのはず・・・あら、此処にも大行列。坂内食堂さんと並ぶ喜多方ラーメンの二大巨頭とされているまこと食堂さんです。その数50名ほど、ラーメン食う前にぶっ倒れないといいのですが・・・。向かいのビルは割烹新丁子屋さん。
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遊廓時代のものかもしれない看板が掲げられておりました。
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田付川を渡って市内に残るもう一ヶ所の蔵が居並ぶ通りへ・・・ほら、見えてきましたよ。理由は不明ですが、この界隈赤い瓦が乗った土蔵ばかりなのです。
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おたづき蔵通りと呼ばれています。嘗ての米沢街道になります。
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あまりの暑さに堪らず土蔵をリフォームしたカフェに飛び込み休憩。豆まるさん・・・隣の金忠さんという創業180年を誇る味噌蔵の直営店だそうです。いただいた味噌ソフトクリームが旨いのなんのって、疲れた身体に優しい甘さが染み込んでいく〜。これで駅まで戻る気力が復活です。
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駅に帰ってくると異常事態発生・・・二時間以上前に到着しているはずのSLばんえつ物語が、故障でまだ来ていないというのです。私はその次に来る鈍行に乗るつもり・・・青春18きっぷですので・・・だったのですが、さて困った・・・。ここで駅員さんから天のお言葉、次の列車がいつになるか分からないから、もうすぐ到着するばんえつ物語に乗っちゃっていいよ。ワハハハ、ラッキー!!果たしてやって来たばんえつ物語・・・SLじゃありませんでした(爆)引っ張るSLが故障したから遅れていたわけですから、これは仕方ない・・・だって・・・
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この客車一両、独占ですから!!(笑)乗車手帳も貰えちゃうし。でも、たった一駅なんですけどね。
以上、いろいろ楽しめた喜多方の再訪編でした。歩行距離、会津若松と同じく8キロですが、暑さのせいでいつもよりヘトヘト・・・これから郡山に戻って荷物をピックアップして山形に向かいます。こりゃ到着は夜中だな・・・ということで次回からは山形編、お楽しみに。
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マーケット横丁出口のとんかつ栄さん、ソースカツ丼の名店だったそうです。
会津若松と米沢を結んでいた米沢街道の宿場町だった喜多方、物資の集積地として古くから栄えてきた商業の町です。商業の他にも良質の米と湧水が豊富だったため、酒に味噌に醤油といった感じで醸造業が発展してきた町でもあります。明治に入りますと、それに製糸業も加わることになります。これらに共通するのが蔵、当初は商品の熟成、保管に使われていたのですが、いつしか富の象徴に・・・蔵を建てて一人前というのが喜多方の常識になってしまったとか・・・つくづくこの町出身じゃなくてよかったと思うわけです(笑)全てがそういった理由かどうかは分かりませんが、市内には現在も2500棟余りの土蔵が残っているとのこと。何処とは申しませんが、ちょっと蔵が続く通りがあるだけで蔵の町って名乗っちゃうところがありますが、此処は正真正銘の蔵の町です。
『喜多方町遊廓は福島県喜多方町に在つて、磐越西線喜多方駅で下車する。喜多方は若松市に次ぐ繁華地で、米穀の産出が多い。附近には熱塩温泉があつて、示現寺ち云ふ曹洞宗の名刹がある。浅草公園に銅像のある慈善家「瓜生岩子」は此の熱塩の出身である。貸座敷は六軒、娼妓は約三十人居る』
『全国遊廓案内』による昭和初期の様子です。この喜多方、前回の会津若松同様に2007年に訪れております。その際は、酷い豪雨に祟られてしまいろくに探索できなかったのです。当時は遊里というものに大して興味はなかったのですが、曖昧な記憶を呼び起こしながら足取りを振り返ってみると、遊廓跡だと全く気付かず一廓の隅をちょこっとかすめて通り過ぎていたみたい。後日、秋田県の角館も再訪するのですが、前回唯一歩かなかった通りが実は遊廓跡だったという驚愕の事実を知ることに・・・なんでしょう、このもってなさ(笑)
肝心の遊廓跡ですが、『全国遊廓案内』の文からは何処にあったのか全く分からないですよね。相変わらず案内になっていないぞとブツブツ言いたいところですが、ご安心を、地図を見れば一目瞭然です。市役所の西側、市内を南北に流れる田付川沿いに明らかに不自然なL字型の広い通りが確認できると思います。通り沿いには旅館や割烹が数軒、おそらく此処で間違いないはずです。美味しそうなラーメン屋を探しながら彷徨ってみることに致しましょう。今回、雨の心配は皆無なのですが、依然として凄まじい暑さ・・・初日だというのに早くもバテ気味なんですけど・・・。
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とりあえず駅前通りを真っ直ぐ行きましょう。途中にあるのがシンプルなファサードの文化湯さん。前回訪れた際は『しばらく休みます』という貼り紙があったのです。看板も無くなっているし、復活できなかったんだ・・・このときはそう思ったのですが、真実は違っておりました。一度は復活されたそうなのですが、震災でボイラーがやられてしまい跡継ぎもいないため廃業されたとのこと。見事なペンキ絵があるそうなのですが、もう見られないのですね・・・。
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少し行ったところで左に入ると安勝寺さん、応永29年(1422)創建という古刹。珍しい土蔵造りの本堂は、明治13年(1880)に起きた大火で焼失したものを再建したものになります。蔵の町に相応しいものだと思いますが、寺社建築って深い出の軒に並ぶ垂木が見所の一つだったりします。そこがのっぺらぼう・・・ものすごい違和感(笑)
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駅前通りを渡って町の中心へ・・・途中、通りのカーブに合わせたようなお宅があります。あ、此処は覚えているぞ。
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その先にあるのが旧滝沢医院、現在は整骨院になっています。面白い屋根の組み合わせですね。バルコニーは後から造ったものだと思います。Tは滝沢の頭文字でしょうか。
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お次は寛政2年(1790)創業の大和川酒造さん。いきなりでも酒蔵の見学が可能みたいです。
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嘗ての目抜き通りと思われる中央通り(県道21号線)に出ました。土蔵造りの商家が並ぶ中にあるのが明治3年(1870)創業の吉の川酒造店さん。目印は酒瓶に酒は吉の川と書かれたネオン、これが灯っているのを見てみたい。
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煉瓦塀に溶岩を組み合わせた庭園がお気に入り、いいなあコレ。
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心なしか観光地化が進んでいるような気がする中央通りはアッサリと済ませ、路地に入りますと現れるのが南小路、飲み屋さんが集合した所謂ソシアルビルです。前回は此処で暫く雨宿りしていたっけ。
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ヒイイッ、2階は蜘蛛の巣だらけ・・・現役なのでしょうか。
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近くにあるのが御清水稲荷神社、名前のとおり境内に湧水が湧いています。
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巨大な雪洞もそうですが、女性像はどちら様???
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隣にあるのが、かの坂内食堂さん。物凄い行列に一瞬何が起きたかと・・・。並ぶのに飽きたのか、おチビちゃんが境内で遊んでおりました。
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坂内食堂さんの向かいにはお城みたいな三階建て、元は旅館だったみたいです。写っておりませんが、向かいの行列、たぶん100名くらいはいるでしょうか、この炎天下・・・ご苦労様です。飽くなき美味への追求、尊敬致します。私?・・・絶対無理!!
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その先の路地を覗くと大門!?袋小路の飲み屋街でした。目と鼻の先は遊廓跡ですので、名残の一つといえるのではないでしょうか。
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何軒かは現役のようですが、大半はこんな状態でした。
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そんな中に優れたデザインが転がっていたります。
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煙突に湯気抜きの越し屋根、燃料と思われる廃材の山・・・間違いなくお風呂屋さんだと思うのですが、地図にはなぜか白山米穀店???よくよく見ますと、脇のドアに『白山湯 女湯』の表示・・・えーと、男湯は???
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男湯はコチラからどうぞ、最初は女湯専門かと(笑)お米屋さんと兼業ですか、面白い造りですねえ。残念ながら2008年頃に廃業されてしまったそうです。
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中央通り出口に建つのが濱町食堂さん、前回いたく気に入った物件になります。
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6年前と全く同じ姿で待っていてくれました。コレ、絶対旨いお店でしょ。現役だったら間違いなく此処にしたのに・・・。
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近くにあるのがマーケット横丁、細い路地の両側に小さなお店がズラリ・・・入口近くには飲み屋さん、ちょっと期待したのですが・・・
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ちょっと幅員がひろがりましたが、居並ぶお店で現役なのはラーメン屋だけみたい。抜けるとさきほどの中央通りなのですが、なんだか風情もいまひとつですのでこのまま戻ります。
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お店が決まらず坂内食堂さんがある通りに戻ってきてしまいました。ふと、通りの突当りのお店に目が止ります。見た目はごく普通の町の中華屋さんといった佇まい。喜多屋さん・・・暖簾を潜ってみると客の入りは七割ほど。ラーメンを所望・・・魚介系のダシが効いたスープ、ちょっと醤油が尖っている!?でも、これくらいのほうが汗ダラダラかいた身体の塩分補給にはちょうどいいかも(笑)他のお店を食べ比べたわけでもありませんし、ラーメンに詳しいわけでもありませんが・・・旨いよ〜、コレ。こちらのお店、老麺会という喜多方ラーメンの協会?には加盟していないそうです。行列とは無縁でも美味しいお店はあるということですな。あ、ちなみに画像は大盛りです。
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さて、燃料満タンになりましたので遊廓跡を目指しますよ。その手前で見つけた光景・・・ボタン屋さん、衣服のボタン専門店ではなく文具店みたい、紛らわしい(笑)
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向かいには不思議な破風をもつオモイデハウスさん・・・元々何だったのかは不明ですが、現在はギャラリーとして貸し出されているみたいです。
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ヒマワリ一つで夏!!って光景になりますよね。強烈なキャラクターだなあ。
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あ、この曲がりくねった水路も覚えてる・・・やっぱり、前回は遊廓跡の角っこをかすめただけなんだ。
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冒頭の文章どおり旅館や割烹が数軒・・・あるにはありましたが、全て新しい建物に変わっておりました。
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脇道でもう一つの大門を発見です。
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この路地抜けますと、坂内食堂さんの前に出ます。
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辛うじて往時の姿を残しているのかな?というのがこちらのお宅、以前は割烹でした。板塀だけが華やかし頃を物語っているようです。
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これが嘗てのメインストリートのはず・・・あら、此処にも大行列。坂内食堂さんと並ぶ喜多方ラーメンの二大巨頭とされているまこと食堂さんです。その数50名ほど、ラーメン食う前にぶっ倒れないといいのですが・・・。向かいのビルは割烹新丁子屋さん。
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遊廓時代のものかもしれない看板が掲げられておりました。
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田付川を渡って市内に残るもう一ヶ所の蔵が居並ぶ通りへ・・・ほら、見えてきましたよ。理由は不明ですが、この界隈赤い瓦が乗った土蔵ばかりなのです。
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おたづき蔵通りと呼ばれています。嘗ての米沢街道になります。
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あまりの暑さに堪らず土蔵をリフォームしたカフェに飛び込み休憩。豆まるさん・・・隣の金忠さんという創業180年を誇る味噌蔵の直営店だそうです。いただいた味噌ソフトクリームが旨いのなんのって、疲れた身体に優しい甘さが染み込んでいく〜。これで駅まで戻る気力が復活です。
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この客車一両、独占ですから!!(笑)乗車手帳も貰えちゃうし。でも、たった一駅なんですけどね。
以上、いろいろ楽しめた喜多方の再訪編でした。歩行距離、会津若松と同じく8キロですが、暑さのせいでいつもよりヘトヘト・・・これから郡山に戻って荷物をピックアップして山形に向かいます。こりゃ到着は夜中だな・・・ということで次回からは山形編、お楽しみに。